コブダイの生態02 姉妹であり、夫婦でもあるのか…?
コブダイの生態02です。
前回の記事(生態01)で紹介しました不思議な生態の、さらにその先に隠された不思議を追います。 下記は前回の記事へのリンクです。
shigehara-nishiki.hatenablog.com
さて、コブダイの生活ですが、コブダイはすべてメスとして生まれ、群れの中で一番大きな個体が性転換してオスになります(図①)。
そして、その性転換をしたオスは複数のメスを囲い込んで、所謂ハーレムを形成して、縄張り内で生活を始めます(図②)。
まあ、ここまでは、有名な話なのですが、私はが気になったのは、その先のストーリです。
このハーレムを形成する目的は、自らの遺伝子を残すため、つまり生殖ですから、当然、産卵に至るでしょう…(図③)。
魚類はたくさんの卵を産みます。そして卵からかえった稚魚は、再び群れを形成して生活を開始する訳です(図④)
そうですよね・・・。この群れって、当然「姉妹」ですよね・・・?
そして、その「姉妹」の中からオスが出てきて「夫」になると考えると、さらに不自然な近親交配が進むことになります。
コブダイは、本当にこんな生態システムを採用しているのでしょうか?
すごく不思議です。
この疑問に関しましては、調べても明らかになりませんでしたので、現在、専門家に問い合わせをしております。
今後、その経過をお知らせしますので、結論はお待ち下さい。
まとめ
・コブダイの群れとハーレムは、結局、姉妹で形成されているのか?