自由研究のマインドセット

日々の疑問を生活のスパイスに

【ボーリング】大切なのは手首の使い方(本日のYouTube・ヒカル)

上手い人はテイクバック時に手首がかえっていない テイクバックは、「構え」の状態(ボールが体の前にある状態)から、一度ボールを後ろに持っていく動作の事です。そしてこの時がボールの重さを一番感じるときです。 動画を見て頂くと気づくのですが、下手…

【結局、ウナギの値段は下がったのか】シラスウナギ漁の好調から数か月(2020年)

7月に入りまして、土用の丑の日が近づいてまいりました。 2020年は土用の丑の日が2回ありまして、7月21日(火)と8月2日(日)ですから、このあたりでウナギを食べに出かける方も多いのではないでしょうか。 ウナギか食卓に上るまで 我々が食べている大半の…

【ファミリーフィッシングならキス釣り】キスだと言えない子供の心理(キス01)

釣りメーカーSHIMANOの魚拓カレンダーですが、2020年7月の魚はキスです。下の魚拓のような30cmを超えるキスは尺ギスと呼ばれ、釣り人の憧れです(一尺は30.3cm)。 引用 SHIMANOフィッシングカレンダー7月「鱚」 キスは漢字では「き」の発音をあらわす「喜」…

【大野麦風・アユ】版画で見るアユの生態調査(アユ04)

版画家・大野麦風さんの作品「鮎」の紹介です。 過去にフナ・スズキの作品を紹介しましたので今回で3回目の紹介となります。今回の作品である「鮎」では、その描写されたアユから、縄張りを作るアユの生態を見てみたいと思います。 引用:大野麦風(1937)《…

【カワウ】アユの天敵は制御不能の鳥類・カワウ(アユ03)

アユの天敵と言えば、ブラックバスやスズキが挙げられる事がありますが、なんと言っても最大の敵は「カワウ」です。 この記事では、アユの天敵としての「カワウ」にフォーカスして行きたいと思います。 カワウとは カワウは体長約80㎝のウ科に分類される鳥類…

【友釣りのタイミング・いつがベストか?】アユの生態から考える(アユ02)

アユの一般的な釣り方は「友釣り」です。 これは「おとりアユ」と呼ばれるアユを仕掛けに付けて川に流し、それを攻撃してくるアユを針に引っ掛けて釣るという方法です。 アユは縄張りを形成する生態があるために、外部から入ってきたアユを排除しようと攻撃…

【遊漁券の値段は高いか安いか】ついに来たアユ解禁日(アユ01)

6月のフィッシングメーカーSHIMANOさんの魚拓カレンダーは、季節の魚・アユです。魚拓のような30cmを超える尺鮎は釣り人のあこがれです。第二背びれである「アブラビレ」に軟乗(骨)がないのが、はっきりと分かる素晴らしい魚拓です。 引用:SHIMANO魚拓カ…

【本当にヒラスズキなのか?】美味しいカブト焼き(スズキ16)

ヒラスズキは絶品ですが、市場に出回る事が少ないために、食べる機会は非常に限られます。それがゆえに、ヒラスズキが釣れた際には、大切に食べなければなりません。お刺身や洗いは当たり前ですが、ヒラスズキの頭部は大きいので、カブト焼きに向いています…

【磯場で検証】600円のスルルー釣りでヒラスズキは釣れるのか?(スズキ15)

スズキは、ゴカイ・カニ・イワシなどを生きた餌を食べて生活しています。 また、成長に伴い、たくさんのエネルギーが得られるように食性が変化し、40cm以上になると餌のほどんどが小魚になります。そんな生態のため、「スズキ釣りはルアーで狙う」というが一…

【タイリクスズキvol.4】静岡県のマンホールで発見(スズキ14)

現在、日本には3種類のスズキが住んでいます。 まず、一般的にスズキ(シーバス)と呼ばれるのは、日本沿岸全域に住むマルスズキうを指します。次に主に西日本の磯に住むヒラスズキ。最後に主に中国・台湾に住むタイリクスズキ(ホシスズキ)です。 3種類の…

【すだて漁】江戸前で家族の狩猟魂に火をつけろ(スズキ13)

休日に家族や恋人同士で「魚釣り」に出かける事があると思います。 「折角だから釣らせてあげたい」という気持ちばかりが先走って、結局は「釣れない」、しかも「自分も楽しめない」という最悪のケースに陥る事も多々あると思います。せっかく釣りに来たのに…

【マイクロプラスチック】捕食者スズキにはどれくらい蓄積しているのか(スズキ12)

最近、何かと話題に挙がっているマイクロプラスチックに関してです。 2004年にアメリカの科学雑誌サインエスに「Lost at see: Where Is All the Plastic?」という論文が発表されて以来、日本でもすっかり定着した自然環境問題となりました。 今回は、魚類と…

【スズキを狩るミサゴ】頂点捕食者の実力(スズキ11)

日本沿岸において、最強の捕食者に君臨する魚類はスズキに間違いありません。 スズキが持っている特徴である「生きている獲物であれば何でも食べるという雑食性」と「海水から淡水までという生活域の広さ」は、彼らの地位を裏付ける生態と言えます。 それで…

【スズキの生態】宍道湖の農薬問題から考える最強の捕食者(スズキ10)

今回の記事では、島根県の宍道湖(しんじこ)で起こった農薬問題からスズキの生態を考えたいと思います。 宍道湖と嫁ケ島と袖師地蔵 引用:島根県観光ナビ 島根県の汽水湖・宍道湖では、約300種類の魚介類が生息していますが、その中でも7種類の魚介類が宍道…

【タイリクスズキvol.3】大野麦風が描く背中の斑点(スズキ09)

以前、姫路市立美術館で版画を拝見しました大野麦風さんのスズキの版画を紹介します。版画と言っても、小学生時分に行った黒一色の版画ではなく、色を重ねて紙に刷る作業を200回も繰り返して出来上がる一枚です。 引用:大野麦風 《大日本魚類画集・スズキ》…

【島根旅行】スズキを使った郷土料理と「すもう あしこし」(スズキ08)

島根県の出雲大社に行ってみたいと思う方は多いと思います。日本屈指のパワースポットですし、縁結びのご利益もあります。 では、旅程はどうしようと考えた場合、出雲大社にいって、松江市内の玉造温泉に泊まってあとは適当に・・・とか考えてはいないでしょ…

【タイリクスズキvol.2】有明産スズキと太古の日本列島(スズキ07)

スズキ(シーバス)は大人気の釣りのターゲットであり、食用としても、その淡泊な白身は多くの人を惹き付けています。 現在の日本では、スズキと言いますと、マルスズキとヒラスズキが思い出されるところですが、この記事は「第3のスズキ・タイリクスズキ」…

【タイリクスズキvol.1】外来種か?帰ってきたのか?あつ森までも(スズキ06)

釣り人のSNSサービスにおいて投稿の多い魚種は、1位スズキ・2位アオリイカ・3位メバルとなっています(ウミーノ株式会社、2019年発表)。 スズキは手軽に狙える大物なので、人気があるのも無理はありません。では、そのスズキですが、皆さんはどのような…

【スズキの生活域】海水と淡水のスイッチ切り替え・エラと脳の機能(スズキ05)

スズキの特徴の一つに、生活域の広さが挙げられます。 彼らは、河口などの汽水域を好んで生活をしますが、その一方で、完全な海水域でも、完全な淡水域でも生活する事ができます。 実際に利根川では河口から100Km以上の上流までも遡上していたという記録があ…

【本当にスズキですか?】レストランの魚の不正表示(スズキ04)

日本食ブームのおかげで、現在はアメリカでも日本語OKで美味しい寿司を食べることができます。一方、お寿司以外では、海外で魚を食べる機会は意外と少ないと感じます。 アメリカのレストランでメニューを見ても英語だらけでピンと来ませんから、足が遠のいて…

【津本式】下処理がブランド魚を生み出す・究極の血抜き(スズキ03)

スズキの代名詞と言えば「出世魚」という肩書だと思います。 地方によって呼び名はありますが、25cmくらいのものをセイゴ、40cm前後のものをハネ(フッコ)、60cm以上のものをスズキと呼ばれます。 オタマジャクシとカエルの関係や、アマゴとサツキマスの関…

【釣りの歴史】縄文人の釣り針に対する執念が面白い(スズキ02)

釣りをするヒトにとって、スズキ(シーバス)と言えば、河口や堤防から狙える大物で、大人気のターゲットです。 その証拠を裏付けるように、釣りのコミュニティーサービスに投稿された魚種を調査した結果では、1位にスズキ(シーバス)が輝いています(ウミ…

スズキ01【分類学】メバルから考えるスズキ目が再分類されるまで

世界のフィッシングメーカーSHIMANOの魚拓カレンダーですが、5月の魚拓は鱸です。このスズキの体長は91cmという事です。 まさに河口域生態系の頂点捕食者を思わせる口の大きさが特徴的です。 5月の魚拓:スズキ(引用:シマノフィッシングカレンダー) その…

フナ13【フナユウレイロボ発見】妖怪のプロが発信する「おもしろブログ」

このブログでは世界のフィッシングメーカーSHIMANOさんの魚拓カレンダーに従って、毎月1種類の魚を選び、記事を書いています。 4月の魚拓は「ヘラブナ」でしたので、これまで「ヘラブナの生態」や「人とのかかわり」に関して記載してきました。 さて13回目の…

【右利きと左利き】魚類の利き手(カニ・ナマズ・イワシ・最新研究)まとめ

ヒトに右利きと左利きという利き手があるように魚類にも利き手がある事は昔から知られています。この記事では現在報告の魚類にフォーカスしまして彼らの利き手のある生態を紹介したいと思います。 ワタリガニ いきなり魚類ではありませんが、節足動物である…

ヘラブナ12【Cool Japan】なぜあの人は、和歌山の竹竿を使うのか?

世界各国の審査員100人が「クール (かっこいい)」と認定するCool Japan Award 2019に「ヘラブナ釣りと紀州ヘラ竿の町 橋本」が認定されました。 ご存じの通り、ヘラ竿は竹を原料に加工され、漆塗りでできていますから、「日本らしいかっこよさ」がそこにあり…

【旦那さん・夫へのプレゼント】魚好きならコレで決まり(お父さんでも可)

家族へのプレゼント選びは意外に困るモノです。 でも「ないがしろ」には、したくないですよね。 今年こそ、「ないがしろ」にはしないという決意が大切 この記事では、もしも旦那さん・お父さんが「魚好き」だった場合に、もらったら嬉しいプレゼントを男の私…

フナ11【フナ飯】岡山旅行の前に読む・干拓の歴史(児島)

フナ飯という岡山の郷土料理をご存じでしょうか? フナ飯はフナを骨ごとミンチにして、野菜とダシで煮込み、それをご飯にかける料理です。岡山県の日本一大きい人工湖・児島湖でとれたゲンゴロウブナやギンブナがよく使われます。 魚料理 磯さんのフナ飯 (引…

フナ10【版画家・大野麦風】鮒から始める姫路の旅

以前、ブログの中で、長嶋祐成さんの「きりみ」という絵本を紹介した事があります。リアルなのに優しい魚のイラストが非常に印象的です。また長嶋さんは京都水族館の魚を紹介するイラストも手掛けられていますので、水族館に行けば、いろいろな種類の魚とイ…

フナ09 【フナのいる里山】兵庫に旅行する前に読む・コウノトリというアイコン

この記事は、兵庫県豊岡市のコウノトリの野生復帰にフォーカスします。カニと温泉だけではない豊岡市だけの魅力です。 水田のフナ 水田にフナがいると言えば、すぐに長野県を思い出します。長野県佐久市では、食用のフナを水田に放流する「水田養殖」が行わ…

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