【きりみ・長嶋祐成】子供と読みたいサケの絵本、リアルなのにかわいい
私は魚の生態に関わるブログを運営しておりますので、書店にて魚に関する本を日々物色する生活です。
その中で、「ああ、子供と読みたいなー」とおもった絵本がありました。
魚譜画家の長嶋祐成さんの絵本【きりみ】です。
絵本『きりみ』は、全国学校図書館協議会が「ぜひ子どもたちに読んでほしい」と推薦する「えほん50」、ならびに夏休みに薦める「夏休みの本」に選定されました。ぜひ図書館や書店でお手にとってみてください。また先日重版され3刷になりました。 pic.twitter.com/ljnzxrx38d
— 長嶋祐成 (@kuroNYU) August 8, 2019
サケでだけでなく、太刀魚やウナギも載っています。
身、骨、ヒレ、卵、本当に細かく、きれいに描写されています。
スーパーなどでは切り身でしか見る事のできない魚達が、もともとはどんな形をして海を泳いでいて、食べている部分がどこなのか分かるような絵本です。
店頭では切り身でしか売られていな魚もありますし、子供たちにとって水族館とスーパーをつないでくれる存在になると思います。
これでは、サケやタコの全容は想像できませんよね。
お子さんとこの本を読んでみてから、市場や水族館に行ってみるのも面白いと思います。
追伸;
長嶋祐成さんは京都水族館の魚を紹介するイラストも手掛けられています。
4/20にリニューアルされた京都水族館様のビジュアル(魚名板、ゾーンサイン、入館チケットや館内マップなど)に絵をご採用いただいています。魚を描き始めた頃からの夢の一つが形になりました。https://t.co/7ipcNeLs24 pic.twitter.com/QVy3GPSd3d
— 長嶋祐成 (@kuroNYU) 2016年4月22日
長嶋さんの描く魚はリアルなのにかわいくて、気高さも感じるのに、何故かほっこりするのが良いです。
皆様もほっこりされてはいかがでしょうか?
作者の紹介
長嶋祐成
1983年大阪生まれ
大学卒業後に服飾専門学校、広告代理店を経て、2016年より画家
ブログ:uonofu Journal 魚の譜 Journal